前提として、私は講談社ミステリで産湯をつかった読書趣味の人間なので、舞城王太郎は「煙か土か食い物」にはじまる奈津川サーガから「世界は密室でできている」「熊の場所」あたりを面白く読み、「九十九十九」も読んでいるし、トリビュート元のJDCも全部読んでいる 著作全部読んでる!ってわけでもないけど、初期だけではなくちょこちょこもりもり読んでいるかんじだ そんな自分の舞城王太郎イメージは、癖が強い!暴力!方言!勢い!!ってかんじなので、ジョジョと相性がいいといえばいい、のか……?と半信半疑でジョージ・ジョースターを読みはじめた ジョジョスピンオフは「岸辺露伴は叫ばない」あたりの露伴短編集のみ読んでいる 他のスピンオフはまだ読めていない
結論、かなり壮大な二次創作だったな……!!!というかんじで、舞城と萌えが合うひとならめちゃくちゃ楽しめたんじゃないかなーと思った 全員に合う話ではないけど、面白いのは確かだと思う 原作への愛がものすごくて、荒木先生の絵で脳内再生即できた キャラ解釈もかけ離れすぎてることもなく、オリキャラも荒木先生の思考回路にぐっと寄ってるかんじでめちゃ好印象 パラレルワールドならではの、IFキャラをがんがん読めて楽しかった
個人的にはカーズが記憶あり三十六周したなら人間に興味をもてず、死にたい死にたい一辺倒になると思っていたので、逆に人間に興味津々になって城字になついていたのがへえ!となった さすが究極生物
城字はもらわれっ子だから未来予知できません!このもらわれっ子界の面汚しめ!!ってディオぶん殴ってたのがジョジョの血族主義全否定できゃっきゃしちゃった
あとエリナがジョナサン強火すぎて手をたたいて笑ったし、ディオの執着下種ぶりも手をたたいて笑った 最高 エリナ独白で船炎上からたすけだされるまでのディオとのくだり、ディオのクソっぷりもさることながら、エリナのジョナサン見つけてからのスイッチ入りっぷりもものすごい 舞城のここが書きたかったんだよ感情があふれている すごい これぞ二次創作というかんじだ
城字世界にはリサリサはいなかったんか……?というのが謎 結局単行本裏表紙に描かれていた女の子はペネロペってことでいいんすかね?いいっぽいね?? 最初この子がこっちのリサリサだと思いこんでいたので、お?おお??となってしまった
ジョセフがツェペリから生まれていたり、マジかよどうなっとる度がものすごい というか、ツェペリのおっさんもシーザーもジャイロもいなくて、ツェペリ側への愛は?!?!としゅんとした 私はツェペリが好きなので 城字世界のジョセフの母親がユリウスなのでこいつがシーザーってことになるのかな いやしかし年齢がさ……まあ周回するとそのへんわやくちゃになるのは七部八部九部でわかっているので、そういうことなんだろうな
舞城はとにかくディオが書きたかったんだねえ……としみじみしつつ、2012に生きてるのは四部五部あたりになるのか、なるほど?とも思った この虹村兄弟は億泰の子どもか??と読んでたんだけど、広瀬の彼女が山岸なのでそういうわけでもないんかな 康一君の息子に惚れたお母さん方面の親戚という線もあるかもしれんけど
一回ざっくり読みしかできてないので読みこみ浅いんだけど、とにかくおれのかんがえたジョジョワールドを見てくれ!!!!という愛がものすごく、これぞ二次創作だよ!!とうれしくなる本だったな~ とはいえキャラ数も多く、パラレルなので原作とちょこっと違いますなことも多く、世界観を把握するのがとても難しい
推しが解釈違いに書かれていることもあるだろうし、万人が読んで面白い物語というわけでもないと思う しかし私はとても楽しめました! 二次創作かくあれかし パワー!!!!